メモリ株が急騰:MU、SNDK、INTC

NVDAは整理、資金がインフラへ回転

誰もがNvidiaに注目していた。しかし、真の動きは別の場所で起きていた。

Nvidiaが約1%下落し調整局面に入る中、半導体サプライチェーンの3銘柄が全く異なる動きを見せた。Micron(MU)は11%上昇、SanDisk(SNDK)は12%急騰、そしてIntel(INTC)は1日で12.9%という驚異的な上昇を記録した。これは単なるテクニカルな反発ではなく、最も注目されていたAI関連銘柄から、その基盤となるインフラへと資本が体系的にシフトした結果である。

上昇する3銘柄

Micron Technology(MU)

過去1年間で、Micronは根本的な再評価を受けた。2025年の初めは、民生用電子機器の需要低迷による影響をまだ引きずっていた。しかしその後、同社の広帯域幅メモリー(HBM)製品がNVIDIAのサプライチェーンに食い込み、収益とマージンの爆発的な拡大を引き起こした。市場の価格決定ロジックは完全に変化し、Micronは現在、SK HynixやSamsungと並ぶ世界的なメモリーリーダーとしての地位を確立している。

Micronの1年間の価格推移

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SanDisk(SNDK)

SanDiskは過去1年間で31倍に上昇し、典型的な復活劇を演じている。世界的なNAND市場の回復と、クラウドプロバイダーによる大容量SSDの調達再開が、同社を赤字から脱却させ、損益計算書を大幅に改善させた。独立したスピンオフが価値発見の瞬間を生み出し、業界の好況サイクルと相まって、セクター内で最も急激な回復曲線を描く銘柄の一つとなった。

SanDiskの1年間の価格推移

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Intel(INTC)

Intelの急騰は、業績ではなくファウンドリへの期待によって引き起こされた。Intel FoundryがAppleやNvidiaといった大手外部クライアントを獲得するとの市場の憶測と、Intelの極端に割安なバリュエーションが重なり、ショートスクイーズが発生した。これは変革の物語に対する賭けであり、確証に基づくものではなかった。

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メモリー株が急騰している理由

  • AIのボトルネックが計算からメモリーへ移行

大規模モデルのパラメータ数が増大するにつれ、AIの学習と推論における制約は、生のGPUパワーからメモリーの帯域幅へと移行した。Micron、SK Hynix、Samsungが製造するHBMは、データセンター構築において最も戦略的に不足しているコンポーネントとなっている。価格とボリュームのダイナミクスは、どちらも上昇の一途をたどっている。

  • NANDとDRAMが循環的な回復局面にある

長期にわたる在庫調整と主要メーカーによる規律ある減産を経て、標準的なメモリーチップの契約価格はここ数四半期で着実に上昇している。AIスマートフォン、AI PC、エンタープライズSSDからの需要が追い風となり、NANDへの露出が高いSanDiskのような企業は、大規模なマージン回復を享受している。

  • 機関投資家の資本がリーダー銘柄からシフト

NvidiaやGPU関連銘柄が莫大な利益を上げた後、ファンドは次のターゲットを探している。資本は、収益性の転換点を迎えたばかりの銘柄、バリュエーションが低い銘柄、あるいは構造改革の触媒を持つ銘柄へと向かっており、Intelのファウンドリへの転換やSanDiskのスピンオフは、まさにその条件に合致している。

上昇するAIメモリー株

MicronのHBM生産能力はフル稼働状態にある。SanDiskは独立企業として再評価されている。Intelは先端ファウンドリで背水の陣を敷いている。

これら3社はすべて同じシグナルを送っている。AIハードウェアへの投資テーゼは、GPUの支配を超え、システム全体のボトルネックを解消する銘柄へと拡大した。メモリーは現在最大のボトルネックであり、最大のチャンスでもある。